横手市は、国内でも屈指の豪雪地であり、その南東部に位置する増田町では、江戸時代から明治時代にかけて、この地域で生産された養蚕や葉タバコのほか、様々な物資の取引が盛んに行われてきました。 横手市増田町は、平成25年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、中心部の中七日町通りには、明治から昭和30年代にかけて建てられた切妻造妻入(きりづまづくりつまいり)を主とする商家、家屋が町並みを形成しており、その背後には、鞘(さや)で覆われた内蔵(うちぐら)が接続されています。 内蔵のつくりは建造された時代や用途により様々で、その違いや当時の最先端の左官技術を駆使した意匠が見どころです。 各家屋には、物資の集散地となったこの土地ならではのめずらしい品々、家具、レトロな雑貨などが展示されています。 内蔵見学とあわせてお楽しみいただきたい朝市、地元ならではのグルメを堪能できるカフェや酒蔵もあります。 ぜひお越しください。