山刀伐峠は、最上町と尾花沢市を結ぶ峠で、峠の形状がかつて山仕事や刈りの際にかぶった「なたぎり」という冠り物の形に似ていることに由来するといわれています。堺田の封人の家に逗留した芭蕉は、「おくのほそ道」でも最大の難所と言われているこの山刀伐峠を越えて尾花沢へ向かいました。
芭蕉がたどった”歴史の道”は三百年の時を越え、芭蕉の旅を偲ぶ貴重な史跡となっており、遊歩道として整備されております。
「二十七曲がり」と言われるほどの曲がりくねった山道で、うっそうとしてブナ林も覆い尽くされ手つかずの自然が残っているこの山刀伐峠を歩いて、芭蕉の時代に思いを馳せながら、ボランティアガイドの山形弁を織り交ぜた案内で、楽しみながらトレッキングができます。
トレッキングのあとは、近くの温泉で宿泊や日帰り入浴を楽しむことができます。