遠野のジンギスカンは昭和22年までさかのぼり、遠野出身の方が、戦時中満州で食べた羊肉料理の味が忘れられず、帰郷した遠野で精肉店兼食堂を開業したことが始まりです。そのころの遠野は、羊は食用ではなく羊毛を採取するため飼育していたので、肉を焼いて食べる習慣はありませんでしたが、露店などで安く提供するなどのキャンペーンを図ったことにより、遠野市全域で食べられるようになったとされています。
また、屋外で気軽に食べられるよう、空気穴が開いたブリキのバケツに固形燃料を入れてジンギスカン鍋を熱し、羊肉を焼くスタイル「バケツジンギスカン」は、遠野市民にとっては日常のことであり、花見、運動会、まつり時など、人が集まるさまざまな機会に使用されています。
なお、このセットは遠野市内のスーパー、精肉店等で購入(または鍋、バケツをレンタル)することができます。また、遠野ふるさと村のレストランでもバケツジンギスカンを体験することができ、春の花見などでご利用いただいてはいかがでしょうか。
バケツジンギスカンをセットで購入することもできます。道の駅遠野風の丘ほか、市内精肉店、スーパー等