藩政時代から植林が行われてきたとされ、秋田杉と並ぶ銘木と自負する長伐期大径木の金山杉。大美輪にある大杉は樹齢約280年と言われ、国内最大級の美林が広がる。 ウッドトラス金山には伐採された木材が山積みされており、インスタ映えスポットとなっている。羽州街道宿場町の風情が残る懐かしい街並みは、白壁と切り妻屋根が特徴の「金山住宅」や蔵が立ち並び、鯉が泳ぐ農業用水路「大堰」のせせらぎなど、落ち着いた雰囲気の中を街並み案内人がご案内します。特に「きごころ橋」は金山大橋に隣接した歩道橋で金山杉と金山職人の技が見事に活かされ、金山の自然と景観が調和されている。きごころ橋にほど近いところに「岸家具店」がある。家具の販売店主から木工職人へと変身を遂げた岸さんが作る「かねやま杉木口寄せプレート」は廃棄される樹齢100年以上の金山杉の端材を材料として使用しているとても人気の商品である。「草々」にて木口寄せプレートを活用してオブジェづくり体験、抹茶とお菓子で休憩。 明治11年、英国の女性旅行作家イザベラ・バードが、著書「日本奥地紀行」の中で金山町を「ロマンチックな雰囲気」と称しました。現在も白壁の家並みや石積の水路など落ち着いた街並みが旅人をもてなします。夜は、ライトアップも楽しめます。(4月下旬~10月末)