420年を超える歴史の祭りで、炎ゆらめく美しい風流山車、世界記録を達成した100基を超える勇壮な神輿、古来より踊り継がれてきた鹿踊・神楽権現舞、そして優雅な花巻ばやし踊りなど、花巻の伝統文化がそこかしこで咲き乱れます。
花巻まつりの呼び物は、何といっても各町内から繰り出す山車にあります。その始まりは、花巻開町の祖・北松斎公の時代にさかのぼります。当初は唐竹で大きな鯨をつくり、紙を張って鍋を塗り、これを車に乗せて曳き歩いたといいます。その後、京都の「やかた」に似たものを出すようになり、明治時代にその豪華さの絶頂に達しました。この当時の屋形は高さ13メートルもあり、下から見たとき見映えするものとするため、格段の手法を必要とし、祭師たちの手腕が大いに問われたといいます。屋形様式の山車も、大正の末期になり、街に電線が張られるようになってからは、現在のかたちの風流山車に移行してきました。その風流山車の組み方は、活花(生花)を基本としており、岩山の上部に桜の花をしんとして人形と四季の花を飾りつけ、その下の周りには「重ね波」という波をつける順で、祭師によって飾りつけ、仕上げられるものであります。古来、花巻の祭師は格段の技能を有していたといわれ、ほとんど活花の心得があって教示していたと言い伝えられております。
◇共催行事~花巻まつり特産品フェア~花巻まつり期間中の3日間、岩手県内外の特産品・展示即売を行います。
お楽しみ抽選会コーナーもあります。(補助券5枚で1回抽選、補助券はお買い物金額500円につき1枚です)場所:花巻市民体育館(花巻市城内1-43)お問合わせ先:0198-23-3381(花巻まつり特産品フェア実行委員会)