梁川八幡神社は、平安時代の永観2(984)年創建と伝わり、古くから信仰があった神社です。伊達氏が梁川城を本拠地とした後に「亀岡八幡宮」と合祀され、歴代当主から氏神として篤く信仰されました。独眼竜の異名で知られる17代政宗も若き日に戦勝祈願に訪れ、三春の田村氏から嫁いだ正室・愛姫の受け渡し場所も当地であったと伝えられています。境内は福島県の史跡名勝に指定されており、周辺には「政宗にぎわい広場」や愛姫受け渡し場所まで続く遊歩道が設置されています。隣接する龍宝寺は、かつての梁川八幡の別当寺院(神社を管理する寺)で、茅葺(かやぶき)屋根で趣のある山門、鐘楼が残っています。「政宗にぎわい広場」から歩いて12分ほどの「まちの駅やながわ」では、地元食材を使ったランチを味わったり、農産物・土産品などを購入することができます。梁川史跡めぐりの出発点として、休憩所としてお気軽にお立ち寄りください。