柳橋は江戸時代、天領であったために芸能が自由に行われました。菅布禰神社の祭りに村人が芝居や歌などを楽しんでいたことが歌舞伎の始まりになったといわれております。明治時代、興行の取り締まりや規制が多くなり一時中断したが、昭和55年、柳橋地区ぐるみの支援を得て保存会が設立されて復活しました。役者はもちろん、三味線、衣装、音響、義太夫、化粧、照明など、あらゆる裏方までがすべて住民で行っております。地元の中学校では、地域連携の授業として、歌舞伎の定期公演や、学校祭での公演をしております。江戸時代より守り継がれた豪華絢爛な衣装も見どころの一つです。