昭和39年(1964年)に開催された東京オリンピックの陸上競技で唯一のメダルをもたらした円谷幸吉選手は須賀川市の出身です。当時、小さな体で外国人選手を抜き去っていく力強い走りは、多くの国民の心を揺さぶりました。その功績を称えて開設されたホール内には、東京オリンピックの銅メダルをはじめとして、貴重な記念品や資料が展示され、歴史に残る名ランナーの軌跡をたどることができます。これらの円谷幸吉選手の思い出の数々は、ご家族によって円谷幸吉記念館として長い間公開されてきました。この円谷幸吉メモリアルホールは、須賀川市が円谷家の意志を引き継ぎ、円谷幸吉選手の偉業を後世に伝えるために開設しました。