荒浜地区は仙台市東部沿岸地域でも、海岸に近く形成された集落の一つでした。東日本大震災で津波の被害を受けたその地に、かつてあった住宅の基礎が震災遺構として残されています。
家々を軒並み流し去ってしまった津波の脅威を伝えるとともに、かつてこの場所にあった暮らしの記憶を伝えていきます。
震災遺構仙台市立荒浜小学校から徒歩約7分の距離にある本施設は、かつて生活が営まれていた住宅の基礎などを保存することにより、ここにあった人々の暮らしや地域の記憶、東日本大震災の津波の脅威を伝え、防災意識を高めることを目的に、震災遺構として整備されました。敷地内には、津波の脅威の解説や、失われたかつての荒浜の暮らしの様子などを伝える写真や証言を掲載した説明看板を設置し、住宅基礎の実物を見ながら津波被害の大きさを実感できます。
また、敷地内には、東日本大震災で亡くなられた方々を偲び、荒浜を忘れないという思いが込められたモニュメント「荒浜記憶の鐘」があります。その日、荒浜を襲った津波最高到達高は、推定13.7m(被災直後の松枯れの痕跡より計測)であり、モニュメントの手前に置かれた石碑からモニュメントまでの距離はそれを表しています。訪れた人は、このモニュメントを見ることで、巨大な津波の大きさを実感することができます。