斎藤實は、安政5年(1858)に塩釜村(現奥州市水沢)で生まれ、5代の内閣の海軍大臣を8年間、朝鮮総督を10年間務めた後、岩手県で2人目となる第30代内閣総理大臣として「自力更生」をモットーに昭和恐慌に苦しむ農村地帯の救済に取り組みました。昭和10年(1935)に昭和天皇を補佐する内大臣を拝命しましたが、その直後に2.26事件の凶弾に倒れ生涯を終えました。
記念館では、2.26事件の際に銃弾を受けた鏡台のほか、春子夫人から寄贈された貴重な資料を時代順にわかりやすく展示し、生涯と業績を紹介しています。