もとは酒田の豪商本間家の別邸。昭和22年に別邸「清遠閣」と庭園「鶴舞園」を開放し、戦後初の私立美術館として開館しました。昭和43年開館の新館と合わせ、本間家由来の収蔵品から現代芸術まで各種企画展示を行っています。
鶴舞園(清遠閣を景観に含む)は国の名勝指定、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの★★、清遠閣は★、美術館としては★。
もともと丁持(港湾労働者)の冬期間の失業対策として作られ、日本の皇族やヘレンケラーも訪れた場所でもあります。北前船の安定を保つために運ばれてきた各国の銘石を配した庭園、本間家が大名から拝領した品、歴史資料として価値の高い文書、当主が好んだ茶道の器物など、見どころがたくさんあります。喫茶コーナーもあり、ゆっくりと季節の景観を楽しむことができます。