小岩井農場の広大な牧草地に立つ、樹齢100年以上とも言われるエドヒガン桜。詳しい樹齢は不明ですが、明治40年代 (約100年前)に植えられたと言われています。
一本桜があるこの草地は、今は農場の牛などの餌になる牧草を収穫する畑ですが、昔は牛の放牧地でした。牛は暑さが苦手なので、夏の強い日差しから牛を守る「日陰樹」として植えられたものです。今では雫石町だけでなく岩手県を代表するランドマークのひとつで、岩手山をバックに凛として立つその姿に会うため、毎年たくさんの方が訪れます。花をつけた頃はもちろんですが、真っ白な雪に覆われた大地に立つ雪化粧した姿も一見の価値あり!!です。そして一本桜が散り始めると、次はこの小岩井農場付近では沢山の菜の花も咲き始めます。なお、一般観覧者は牧草地内には入ることができませんのでご注意ください。