カキツバタはアヤメ科の多年生草木のなかで、最も気品に満ち、美しいとされています。全国的に分布していますが、山岸のカキツバタ群落は数少ない単純群落の好例として貴重な場所です。約300坪の敷地内に、花茎数は約3000本,花数が約1万個あり、例年5月下旬から6月上旬にかけて見事な花を咲かせます。盛岡は江戸時代からカキツバタ原産地の一つとして有名であったと言われ、1971(昭和46)年には盛岡のシンボルとして「市の花」にカキツバタが選ばれています。【注意点】個人所有地です。道路から眺めるにとどめ、群落内に立ち入ったり、ごみを散らかしたりせず、マナーを守って鑑賞しましょう。