岩手県公会堂は、昭和天皇の御成婚記念事業の一環として計画され、昭和2年に竣工したネオゴシックの近代建築です。創建時には、大きく県会議事堂、大ホール、西洋料理店、皇族・貴族方の宿泊所の4つの施設が備わっていました。 創建以来、数多くの著名人や芸術家・芸術団体による講演や公演が頻繁に行われ、また、多くの地元の団体や個人が利用し、本県政治芸術文化および情報発信の中心として広く県民に親しまれました。 その後、新たな岩手県議会議事堂の開設(昭和40年)及び岩手県民会館の開館(昭和48年)によりその地位を譲りましたが、現在でも会議室、ホールの使用を行うことができるほか、社会見学や修学旅行、観光などで見学もできます。