8月下旬に4日間行われる野辺地町最大のお祭りです。京都の祇園祭に似た優雅な囃子と山車は、盛岡藩有数の商港として栄えた時代に北前船によって伝わったと言われています。二階層造りの山車の一階には、艶やかに着飾った稚児が奏でる優雅な祇園囃子、二階には歌舞伎や古事を題材とした豪華絢爛な人形山車が彩ります。祭り初日は、長さ11m・重さ400貫の大しめ縄を八幡宮に奉納する「しめあげ」をかわきりに、2日目(夜間運行)と4日目(昼運行)には、山車の合同運行が行われます。3日目には、海で栄えた野辺地ならではの船の大パレード「海上渡御」が開催され、町は祭り一色となります。