青森県には国宝が3点あり、その全てが八戸市に所蔵されています。
「南部一ノ宮」櫛引八幡宮境内にある国宝館には、国宝である「鎧兜」二領のほか、国重要文化財3領の他、9面の能楽面、太刀1振、鰐口2口など中世以来の文化財が展示されています。
《国宝・赤絲威鎧兜・大袖付》
鎌倉時代末期の典型的な鎧で、デザインや制作技法の豪華さにおいて国甲冑の代表例とされ、別名「菊一文字の鎧兜」としても有名です。奈良・春日大社「赤絲鎧兜」と東西双璧とされています。1953年国宝指定。
《国宝・白絲威褄取鎧兜・大袖付》
南部信光公が後村上天皇から拝領したものと伝えられています。南北朝時代の代表的な甲冑で、金具や糸使いから気品の高さを感じさせます。1953年国宝指定。
※2023年6月30日現在の情報です