北前船日本遺産構成文化財(野辺地町)

日本遺産のストーリーを構成する野辺地町の北前船関係文化財

北前船日本遺産構成文化財
野辺地町は平成30年に北前船をストーリーとする日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~」に追加認定されました。令和元年度では、全国で48市町が認定されています。
●ストーリー江戸時代において、北海道、東北、北陸と西日本を結んだ西回り航路は経済の大動脈であり、この航路を利用した商船は北前船と呼ばれていました。北前船は、米をはじめとした物資の輸送から発展し、船主自身が寄港地で仕入れた多種多様な商品を、別の寄港地で販売する買積方式により利益をあげたことから「動く総合商社」と形容されています。日本海や瀬戸内海沿岸に残る数多くの寄港地・船主集落は、北前船の壮大な世界を今に伝えています。
●構成文化財◎浜町の常夜燈(町指定史跡)船が安全に出入りできるよう文政10年(1827年)に、野辺地の北前船主野村治三郎によって建立されました。北前船の寄港地として栄えた歴史を伝える町のシンボルです。◎末社金刀比羅宮本殿(県重宝)北前船の海上安全を祈願するために町内の廻船問屋たちによって、文政5年(1822年)に勧請寄進された社です。優れた彫刻が各所に見られます。◎旧野村家住宅離れ(行在所)蔵付き(国登録有形文化財(建造物))現在の野辺地町役場敷地内にある行在所は、北前船で財を成した豪商野村治三郎の別邸です。明治9年(1876年)に、明治天皇が巡幸されたときに宿泊されました。明治23年(1890年)の大火で、焼失後に同一設計で再建されました。◎のへじ祇園まつり(町指定無形民俗文化財)のへじ祇園まつり参照。◎北前船関係資料群野辺地町立資料館参照。◎河原決明の茶がゆかわらけつめい茶参照。◎北前船船乗りの墓および擬宝珠野辺地湊までの公開中や在町中に亡くなった北前船船乗りの墓。各地の北前船主達が寄進した擬宝珠。◎北前船が運んだ石造物町内の寺社には、町内外の北前船主や商人達によって寄進された石造物が残っています。

住所
青森県野辺地町※構成文化財により異なります。
電話番号
0175-64-2111
営業時間
8:30~17:15
料金
無料
所要時間
備考
●寺社の見学は、事前に予約が必要です。
●冬期は文化財によっては、見学できない場合があります。

東北の観光・旅行情報は「旅東北」へ https://www.tohokukanko.jp/

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