平安時代に起源をもつと伝えられる小松豊年獅子踊は、上杉氏の藩政時代には豊作の年にのみ踊ることを許されたためこの名がつけられたといわれ、昭和55年に山形県無形民俗文化財に指定されています。花に酔い火に狂う三匹の獅子の躍動の中に農作業のしぐさが織り込まれ、花笠をかぶった6人の早乙女の太鼓に笛と歌が流麗な調べを重ね、動と静の交錯する古典的な雅が表現されています。見どころは、代名詞ともいわれる牝獅子による大迫力の火の輪くぐりです。毎年8月16日には大光院(上小松)、8月27日には諏訪神社(上小松)にて奉納公演がおこなわれます。その他、川西夏まつりや各種イベントでの披露もおこなわれています。