津軽半島の最北端にあり、津軽海峡に突き出た岬が龍飛岬です。
周辺は1975年3月に国定公園の指定を受け、西に日本海、北に津軽海峡さらに東に陸奥湾と三方に囲まれており、日本三大海流が流れています。
突端には白亜円形の大型灯台があり、「日本の灯台50選」に選ばれた灯台でもあります。
天気の良い日には、津軽海峡を挟んだ北海道の松前半島や海峡を行き交う船舶を見渡すことができます。断崖絶壁の連なる龍飛崎からの眺めは絶景です。灯台近くの「碑の丘」には、川柳作家「川上佐太郎」、幕末の思想家「吉田松陰」、海上保安庁の初代長官「大久保燈青」、文人「佐藤佐太郎」、「大町桂月」などが、この地を訪れて詠んだ句・詩を刻んだ碑があります。また、「碑の丘」の近くには、石川さゆり「津軽海峡冬景色」の歌謡碑があり、ボタンを押すと2番の歌詞から曲が流れる仕組みになっており、歌とともに龍飛崎の姿を実感することができます。
また国道でありながら日本で唯一車の往来ができない「階段国道」があります。全長388.2m、標高差70m、362段のこの道は元は唯一の生活用道路でした。国道に昇格した際に整備され、今では観光スポットとして人気となっております。