梵珠山(標高:468m)は、青森・弘前・五所川原・黒石の4市の中間に位置しており、古くから信仰の山とされ、仏教に関係深い地名が多く、梵珠山という山名も、文殊菩薩の名から名付けられたと伝えられています。
標高150mから日本海型ブナ林が分布し、ブナ林の特徴である階層構造や植物の種類が豊富で野生鳥獣の生息環境にも優れ、四季折々の自然環境の素晴らしさが実感できる格好のフィールドです。
登山拠点「自然ふれあいセンター」は、動植物のパネル展示等により自然観察のポイントをアドバイスします。
①登山道
・サワグルミの道
湿った土地を好むサワグルミ、トチノキなどの木が多い。信仰に支えられた参詣道。(2.1Km/75分)
・マンガンの道
昔、マンガン鉱石を運び出した道。県木のヒバ林も分布。(2.4km/70分)
・アカゲラの道
尾根沿いの短い一周コースの歩道。二次林のブナの道。(1.6km/45分)
・ミズバショウの道
湿地を巡る歩道。木道に導かれ、カタクリの森でサワグルミの道に合流。(0.9km/35分)
②その他のスポット
・寺屋敷
梵珠山の8合目の広場。古井戸の跡があり、寺があったと伝えられている。
・釈迦堂山
釈迦堂があり、旧暦4月8日と7月9日には御灯明(火の玉)が降臨すると伝えられている。
・鐘撞堂山
標高317m。昔津軽三千坊の一つとして栄えていた頃、鐘撞堂があったと伝えらている。
・松倉神社
松倉とは、マツが生えているクラ(崖)。津軽三十三観音・第25番札所。
・キャンプ場
自然ふれあいセンター奥に位置し、一年中利用することができます。