国史跡浪岡城跡をはじめ、浪岡地区の遺跡から出土した遺物を展示しています。多目的ホールもあり、文化、芸術面でも利用されています。館内の資料、展示物は郷土の歴史を物語り、浪岡に流れた時間を感じさせ、新たな青森の姿を見せてくれます。展示室は、高屋敷館遺跡の発掘物も展示するため、2020年春にリニューアル予定。
北日本中世史の舞台「浪岡城」と昔のくらしを知る:浪岡城跡から発掘された貴重な遺産(武具、食膳具、宗教具、化粧具など)を観覧し、当時(約430年前)の生活を学ぶことができます。また、敷地内にある江戸時代末期の建築物「県重宝 旧坪田家住宅」に展示している民具、農具を通して近代の農家の生活を知ることができます。
館内では、木札他各種グッズを販売していて、特に「浪岡城 御城印」(1枚300円)は人気で、県外からこれを目当てに来場する方もいます。現在城跡には天守閣等の建物は残っていませんが、県内の御城印を販売している他の城と連携・協力し、中世や南部氏とのかかわりなど歴史の面白さを発信していきます。今後も、「御城印」を来館・旅行目的として魅力をアップするために、各自治体に限らず大学や民間会社との提携や、旅行プラン開発等に協力していきます。