最上川流域の中でも随一の景観を誇る最上峡を擁する山形県戸沢村。最上峡とは最上川が出羽山地を横断する最上郡戸沢村古口から東田川郡庄内町清川までの約16kmの峡谷をさし、一帯は天然杉などが現在も保存されており、最上川県立自然公園に指定されています。両岸に迫る黒森山や鍋流森などから、無数の滝が流れており、48の滝があるといわれています。中でも、日本の滝百選にも選ばれた白糸の滝が代表的で、落差が約120mにおよび、その名の通り、最上川へそそぐ一筋の流れは、まさに天から垂らした糸のように繊細ながら、枯れることのない湧水に、自然の力強さを感じることが出来ます。
最上峡は四季折々に色々な表情を見せてくれます。春は点在する山桜が山を彩り、夏は見渡す限りの新緑、秋は山々が錦に染まり、冬は水墨画の世界に迷い込んだような絶景。両岸に山が迫る雄大な自然を、船頭の鍛え上げた舟歌と、最上訛りのガイドとともに眺める最上川舟下りは心に残る体験となるでしょう。【年中無休・定期船運航】船内での弁当食。降船所でのお食事も可能です。※3日前までの要予約です。