大間の大漁祈願祭と天妃様行列

世界で最も有名なマグロ漁師のいる町・大間。日本と台湾の文化が融合した異国情緒漂う行列が、なぜここに?!

大間の大漁祈願祭と天妃様行列
漁師町・大間を代表する神事が行われるのは、毎年、海の日。豊漁と海上安全の「お札入れ」を行う「大漁祈願祭」のあと、「天妃様行列」が町内を練り歩きます。天妃様は、台湾などで媽祖(まそ)と呼ばれている海上守護の女神。この異国の女神様の行列を、日本の神事である神楽や神輿が先導するのです。神楽の囃子が通り過ぎると、銅鑼の音に爆竹が響き渡り龍が踊る!「日本と台湾の融合文化」ともいえる風景は、世界でここだけ。【天妃様は、江戸時代から祀られていた!】大間に天妃像を祀る祠(ほこら)が創建されたのは、1696年(元禄9年)の江戸時代。当時の名主であった伊藤五左衛門が、水戸藩那珂湊より遷座したという説が有力です。その後、明治に入ってから大間稲荷神社に合祀されました。遷座300周年となる1996年の記念祭から、大間での天妃様行列が始まりました。それまで30年近くも続いてきたマグロの不漁が、この記念祭の年をきっかけに豊漁へと一転。まさしく天妃様のご加護ではないかと囁かれています。
住所
青森県下北郡大間町大字大間字大間99
電話番号
0175-37-2233
営業時間
9:00~17:30
料金
入場無料
所要時間
約3時間
備考

東北の観光・旅行情報は「旅東北」へ https://www.tohokukanko.jp/

このページを印刷する