坂上田村麻呂が上毛野君田道命を祀り建立したと伝えられる神社。
岩木山神社、高山稲荷神社とともに津軽三大神社に数えられています。
拝殿奥の本殿は、文政9年(1826年)に造営された流れ造りのもので、県重宝に指定されています。
藩政時代には津軽為信の祈願所となり、農漁業、交通、目の守護神として崇拝されています。
桜と蓮の名所として知られる猿賀公園に隣接し、拝殿から「宗像神社」に向かう鏡ヶ池は、7月下旬になると一面、蓮の花に覆われます。
また、七日堂大祭や十五夜大祭など、1年を通じて様々な祭事が行われます。
広大な境内を散策していると、日々の忙しさを忘れ、癒されていくのを感じられます。
~祭事~
■十五夜大祭
旧暦8月14日~16日の3日間開催され、県内外から多くの人が訪れる、津軽を代表する秋祭り。
大祭中は、県無形民俗文化財「津軽雅楽」が奉納されるほか、県下獅子踊大会や神輿渡御などが行われます。
2日目にあたる十五夜祭には「観月祭」が挙行され、厳かな雰囲気に包まれます。
■七日堂大祭
旧暦1月7日に開催され、全国的にみられる年の始めや小正月にその年の作柄や天候を占う神事のひとつ。
「栁からみ神事」と「ごまの餅撒き神事」の2つの特殊神事が斎行され、例年多くの人で賑わいます。
(2022年01月26日現在の情報です)